リオハ2011年格付け発表

2011年は「エクセレント」:この30年間では傑出した結果

リオハの特選原産地呼称統制委員会(以下、統制委員会)の評議会は、昨年に続き、2011年産のワインに「Excelente(エクセレント)」の格付けを与えたことを発表した。
30年前に現在の品質管理システムが導入されて以来、今回の分析数値はトップ3位に入る素晴らしいものだった。
2011年は、一部の地域では日照りが見られたが、害虫や植物の病気がほぼ発生しておらず、生育サイクルの最後までブドウ畑の衛生状態が非常に良好に保たれた。この優れた衛生状態が良い発酵を促し、健康で、色がよい、骨格があるワインができたのである。
リオハのすばらしいブドウ栽培家と醸造家の職人的な仕事と、抑えられた単位収穫量(2002年を除いて最低)のおかげで、これだけの結果を収めることができた。2年エクセレントが続いたケースとしては、伝説的な94/95年ヴィンテージと04/05年ヴィンテージがある。

ヴィンテージ評価を得るためのプロセス

特選原産地呼称ワイン(DOCa)リオハは、他では見られない厳しい管理体制をとっており、収穫ごとの、そしてサンプルごとのデータを収集・提供している。
2011年の認定作業は11月に始まり、統制委員会登録下の全ワイナリーからサンプル収集が行われた。
今年は2億7,731万リットルのワインから集められた3,987のサンプルに対して格付け審査のために厳しい分析やテイスティング審査が行われ、最終的に2億6,643万リットルが審査に合格した。(白ワインが1,414万リットル、ロゼワインが1,214万リットル、赤ワインが2億4,015万リットル)分析とテイスティングの結果、失格となったワインは66サンプル(全体の0.7%)であった。不合格のワインは今年も非常に少なく、この割合は年々減少し、リオハワインの品質が継続的に改善されていることを示している。

【2001年~2011年 リオハ赤ワインの分析結果】

2001年~2011年 リオハ赤ワインの分析結果

出展:リオハ特選原産地呼称委員会HP(2012年4月2日発表)